「円高が国を滅ぼす」という嘘
マスメディアの矛盾
ユーロの危機、円高(ドル安)等、通貨に関するニュースが騒がしいですね。
日本については、
- 日本は輸出国家である
- 円高は輸出企業の足を引っ張り、日本経済を危機に陥れる
といった内容をどこのメディアも連呼していますね。
一方、外国については、
- ギリシャ問題に端を発し、ユーロが崩壊の危機にある
- 韓国のウォン崩壊を日本銀行がスワップラインを提供して回避した
というニュースが流れています。
おかしいと思いませんか?
一方では通貨高が国を滅ぼし、他方では通貨安が国を滅ぼすと言っている。
ニュースを読んでいる人は、自分の言ってることが矛盾しているとは思わないんでしょうか。
小学生の時に習った「日本は加工貿易国」
私の身近にいる人で日経を読むような人になると、やはり「円高で危ない」という人が多いです。マスコミの力ってのはすごいです。でも、どちらかというと経済の素人に近い人から、
- 日本は輸出もするが、輸入もしているんじゃないの?
- 輸出では損しても、輸入は得しているんじゃないの?
- 円高だと海外旅行で安く買い物できるからうれしい
といった反応を聞くことがあります。私にはこういった方々の方が経済の実体に迫っているように感じられてなりません。
また結論から書きましょう。
- 日本は輸出国家ではありません。
- もし本当に円安になったら、我々の生活は苦しくなります。
次回に続きます。
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