独立&田舎移住後の「人の縁」から見えるもの
先週から今週にかけて外出や来客が続き、らしくない(!?)生活をしております。
会社員時代に仕事をご一緒した起業家、関西在住の個人投資家、淡路島で活躍している自営業者…。明日はこのブログを通して知り合った方との電話会議がありますし、近々東京出張も計画しています。どうやら人とのご縁に恵まれる期間なのかもしれません。
会社員時代には社内外で多くの方と出会いました。自身にはもう大企業の看板はない訳ですが、それでも一部の方とは東京出張時にお会いしたり、大阪や神戸で合流したり、中には淡路島まで遊びに来てもらったり、といったお付き合いが続いています。今回お会いした起業家は、かつて私自身が会社員という立場を超えて仕事をご一緒させて頂いたビジネスの大先輩ですが、今ではお互いのチャレンジに接点がないかどうかを確認し合ったり、会社員時代とはまた違ったコミュニケーションをとらせて頂いています。
そんな中で改めて感じるのは、一定の規模の雇用を生み出す「起業」と、自分で自身を雇用する「自営独立」は全く別モノだということです。「自営独立」はある程度目途がついてきた気がしますが、「起業」への道筋を模索する中で、まだまだ自身の実力不足を痛感すると共に、最近「縁」とか「運」により敏感になってきました。
大阪で開催される個人投資家オフ会への参加はもはや定例となりました。投資スタイルは様々ですが、長期に渡って生き残っている個人投資家ばかりで、なにがしか株式市場のおかしな点(非効率性)を見つけることで継続した収益を作り出すという姿勢は共通しているように感じます。この点、起業家と似ていると言えなくもないです。起業家は何がしか社会の問題点を見つけ、その解決法を作り出すことで収益を得ます。
株式投資というとギャンブラーのようなイメージを持たれる方は多いと思いますし、実際、株式市場にはギャンブラーが多数存在しています。しかし、長期間生き残っている方はまた別の視点を持っていることが多いです。以前、私はこのブログで「自分の投資は市場の異常な値動き(非効率性)を訂正するサービス業だと考えている」と書いたことがありますが、何がしかの社会性を見出すことは、投資にしろビジネスにしろ持続可能(sustainable)なものを目指すならば、とても大事なことではないでしょうか。一発屋を覚悟するなら、全く別の戦略があるとは思いますが。
そして、淡路島で活躍されている自営業者。最近また新しいご縁を頂いたのですが、他人が作り上げた雇用のお世話にならずとも生きていける、手に職がある方々です。中には私などからするとものすごく新鮮なビジョンを内に秘めた方もいらっしゃって、元気をもらうのと同時に、何か手伝えることはないだろうかと、これまで何の接点もなかった市場を調べ、考えを巡らせる良いキッカケにもなります。
会社勤めを始めた頃、私はただ漠然と「将来独立して何かデカいことをしよう」と考えていました。しかし今では、たとえ規模が小さくても自身でビジネスを立ち上げ、さらに何十年も維持している自営業者や中小企業の社長さんを見ると、心の底から「スゴイな…、カナワナイな…。」と思うのです。自身が自営独立へと舵を切ったことも影響しているのでしょうが、少なくとも会社員として社内政治を勝ち上がった大企業の社長とは全く別のスキルとマインドをもった方々です。私、前職で経営会議のスタッフをしていたことがあり、大企業のトップマネージメントがどういう方々なのか、少しは知っておりまして(笑)。
改めて書いてみると、人間関係という面でも会社員時代とは随分環境が変わりました。ここ淡路島を拠点にしつつ、フットワークを軽く、引き続きいろんな場所へ出ていくのと同時に、こういったご縁が将来何がしかの形でつながってくるとイメージしながら、自身の長期の道筋を模索していこうと思います。
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