淡路島散策：常隆寺の紅葉

先週のある日、朝起きて窓を開けると、真っ青な空が広がっていました。空気が澄んでいるせいか、我が家から少し見える海もいつもより青くハッキリとしています。朝起きてこういう気分を味わえるのは、田舎暮らしの特権かもしれません。
あまりに気持ち良かったもので、午前中で仕事を切り上げ、淡路島ドライブに出かけることにしました。平日で観光客は少ないでしょうし、少々仕事に煮詰まってきていたし、ちょっとした気分転換です。

向かった先は常隆寺。
地元の方から薦められて知ったお寺なんですが、北淡路の常隆寺山（標高515m）の頂上近くにあり、比較的早い時期に紅葉が楽しめるとか…。私、紅葉を見るのが結構好きで、東京在住時も様々な場所へ出かけたものです。
淡路島の平野部は紅葉にはまだ少し早いかなという感じですが、淡い期待を胸に、細い山道を車で登っていきました。山道の両脇にはアジサイの株も数多くあったので、初夏も美しいのかもしれません。

いや～、来て良かった！

ちょうど見頃を迎えていて、赤い紅葉、黄色いイチョウが出迎えてくれました。
境内の所々に苔むしたエリアもあり、落ち葉とのコントラストがまた何とも美しかったです。何だか京都の古いお寺にでもやって来たような…、そんな空気が流れていました。しかも、今ここにいるのは私1人。なんと贅沢な時間なんでしょう。

お参りを済ませ、辺りを散歩していると、お寺の脇に山の頂上へと向かう階段を発見。
もちろん、行ってみることにしました。

頂上付近は”伊勢の森”と呼ばれているそうです。
10分も歩かなかったと思います。視界が開け、海を見渡せるポイントにやってきました。

1枚目の写真は、淡路島の西側に広がる瀬戸内海（播磨灘）。
2枚目の写真は少し雲が出てきて霞んでいますが、島の東側に広がる大阪湾です。朝は対岸までくっきりと見えたんですけどね。

島暮らしならではの贅沢な時間となりました。
また1つ、淡路島のお気に入りスポットが増えた気がします。