淡路島に移住するまで、私はずっと賃貸暮らしを続けてきました。これまで書いてきた通り、余程の物件でない限り、持家(=不動産投資)より賃貸(=現金温存)の方が有利だと考えていたのと、持家を取得するとしても移住先が決まってからにしたかった、というのが背景です。

しかし、現在私は淡路島に土地を購入し、家を建て、そこに住んでいます。

淡路島での土地探しは地元不動産屋への問合せから

淡路島での土地探しには、レインボー不動産という地元の不動産屋さんにお世話になりました。事前に土地情報を郵送頂きましたし、実際に足を運んだ際も、丁寧に淡路島の住宅事情を説明しながら土地を案内頂きました。
関西で不動産投資をしている方からは、「淡路島は物件の情報があまりオープンに公開されず、特定の人脈内で情報が出回る」とも聞きました。正直、私には実態を正確に把握する術はありません。が、いずれにしても自らの足で情報収集された方がいい気がします。ご興味のある方は、観光も兼ねていかがでしょうか?(笑)

別荘地に関心を持たれる方もいるでしょう。私たちもいくつか見て回りましたが、海平の郷が良い印象でした。管理会社の社長がとてもしっかりした方で、信頼できそうです。もう一つ、晴美が丘という別荘地も有名です。風力発電用の風車が近くに建っていますが、リゾート感にあふれ、瀬戸内海が一望できるという好立地です。
定住利用か別荘利用か、利便性重視かリゾート感重視か、それぞれ目的とするライフスタイルに応じて好みが分かれてくるところでしょう。

そして、一点ご存知であった方がいいことがあります。それは、淡路島の東海岸と西海岸とでは大きく気候、風土が異なるという点です。地元の多くの方が口を揃えて仰ってました。瀬戸内海の印象が強い西海岸ですが、冬期の風がとにかく強いそうです。商業施設が集中しているという点でも、東海岸の方が住みやすいかもしれません。後、砂地が多いので、地盤には気を配った方がいいとのことでした。

持家取得にあたって考えたこと

ちなみに、淡路島では持家の方が有利だ、と考えた訳ではありません。経済合理性だけを考えれば、賃貸の方が間違いなく有利でしょう。今回は「投資」ではなく、人生の1つの節目に贅沢品を「消費」したと思っています。

ただし、自分の資産の中で不動産の占める割合を決め、予算は厳密に設定しました。ある程度の資産が形成されるまで、極力無駄をせず、会社員(+兼業投資家)を続けたからできたことだと思います。

又、注文住宅には経済合理性を超える魅力がある、ということにも初めて気づかされました。
自身のライフスタイルを想定して独自の間取り/デザインを考えつつ、いろんな工夫をして予算に収めていく過程は楽しかったですし、できあがった家も非常に快適で気に入ってます。