昨日は日経平均に新たに採用された8028ファミリーマートのリバランス日でした。1日チャートを掲載します。

20160826_8028ファミリーマート

私は上がり過ぎと判断して前日までには全て手仕舞いしましたが、一方で「ウェイトが大きい銘柄だし、前日売り禁になったし、もしかしたらすごい値動きが発生するかも…」と期待していました。残念ながら最後は失速してしまいましたが、それでも十分な株価上昇だったのではないでしょうか?
ウェートと上昇率の比較表もアップデートしておきます(赤字部分)

銘柄発表日
終値①
みなし
額面②
組入株価③
=①*50/②
発表日
日経平均④
除数⑤ウェート⑥
=③/(④*⑤)
リバランス日
終値⑦
上昇率
=⑦/①
8028ファミリーマート6,380506,38016391.4525.5961.52%7,80022.26%
7272ヤマハ発動機1,535501,53516,095.6525.4950.37%1,75814.53%
1808長谷工コーポ1,30825026217792.1625.4730.06%1,3503.21%
2432ディー・エヌ・エー2,011500/360317792.1625.4730.13%2,21910.34%

ウェートと上昇率の正の相関は今回も守られました。サンプル数は少ないですが、それにしても規則的な値動きだと思いませんか?私はもっと過去に遡って分析していますが、明らかにウェートと上昇率の間には正の相関がみられます。

「株式市場は効率的で株価はランダムウォークしている」とする現代ポートフォリオ理論(MPT: Modern Portfolio Theory)は基本的には正しいと私も思います。アナリストとやらが組成した妙な投資信託を買うくらいなら、インデックスファンドを買う方が余程合理的でしょう。
しかし、時折ランダムウォークを超える「歪み」が市場に発生するのもまた事実です。私は需給に注目してこういった局面をとらえ、間違った株価を訂正するサービス業を営んでいるのかもしれません。歪みの結果、株価が高すぎると判断した時に売り、安すぎると判断した時に買うという訳です。

9月もまた入替があるかもしれませんし、引き続きフォローしてみたいと思います。