日経平均リバランス結果2016/8
昨日は日経平均に新たに採用された8028ファミリーマートのリバランス日でした。1日チャートを掲載します。
私は上がり過ぎと判断して前日までには全て手仕舞いしましたが、一方で「ウェイトが大きい銘柄だし、前日売り禁になったし、もしかしたらすごい値動きが発生するかも…」と期待していました。残念ながら最後は失速してしまいましたが、それでも十分な株価上昇だったのではないでしょうか?
ウェートと上昇率の比較表もアップデートしておきます(赤字部分)
銘柄 | 発表日 終値① | みなし 額面② | 組入株価③ =①*50/② | 発表日 日経平均④ | 除数⑤ | ウェート⑥ =③/(④*⑤) | リバランス日 終値⑦ | 上昇率 =⑦/① | |
8028 | ファミリーマート | 6,380 | 50 | 6,380 | 16391.45 | 25.596 | 1.52% | 7,800 | 22.26% |
7272 | ヤマハ発動機 | 1,535 | 50 | 1,535 | 16,095.65 | 25.495 | 0.37% | 1,758 | 14.53% |
1808 | 長谷工コーポ | 1,308 | 250 | 262 | 17792.16 | 25.473 | 0.06% | 1,350 | 3.21% |
2432 | ディー・エヌ・エー | 2,011 | 500/3 | 603 | 17792.16 | 25.473 | 0.13% | 2,219 | 10.34% |
ウェートと上昇率の正の相関は今回も守られました。サンプル数は少ないですが、それにしても規則的な値動きだと思いませんか?私はもっと過去に遡って分析していますが、明らかにウェートと上昇率の間には正の相関がみられます。
「株式市場は効率的で株価はランダムウォークしている」とする現代ポートフォリオ理論(MPT: Modern Portfolio Theory)は基本的には正しいと私も思います。アナリストとやらが組成した妙な投資信託を買うくらいなら、インデックスファンドを買う方が余程合理的でしょう。
しかし、時折ランダムウォークを超える「歪み」が市場に発生するのもまた事実です。私は需給に注目してこういった局面をとらえ、間違った株価を訂正するサービス業を営んでいるのかもしれません。歪みの結果、株価が高すぎると判断した時に売り、安すぎると判断した時に買うという訳です。
9月もまた入替があるかもしれませんし、引き続きフォローしてみたいと思います。
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