私のシステムに暴落時の反発をとるものがあることは、以前お伝えしました。この戦略はそれなりに有効なのですが、1つ大きな弱点があります。それは、シグナル発生が極端に少ないことです。簡単に想像頂けると思いますが、暴落が起きなければ発生しない訳で、年に数回あれば良い方でしょう。

私は年に数回あるかないかの暴落相場のために資金を準備していることになります。この資金は暴落が起きない以上はキャッシュのままで、資金効率という面では良くありません。他の投資に回した直後に暴落が起きたら困るので、基本的には仕方のないことだと思っていますが、暴落と同時に起こる可能性がほぼない局面でなら利用可能、という考えから研究したのが、市場全体の上昇トレンド入りです。

典型的なのはバブル相場ですが、そこまでいかなくても、市場全体が上昇トレンド入りする初動段階をシステム的にとらえるという訳です。運よく上昇が継続すれば利益になるし、逆に反落してしまうと損失が出ることになります。暴落相場では全体的に下がっている状態での逆張りになりますが、こちらは全体的に上がっている上昇相場での順張りとなり、全く逆の投資スタイルです。

これまた年に数回しか出ない順張りシグナルですが、先週末時点で発生したので、今日の寄付で私はまた大きくポジションを買いに傾けます。そもそも逆張りほど強力な優位性ではありませんし、順張りの仕掛け時はいつもドキドキします。私は性格的に逆張りの方が向いているのかもしれませんね(笑)。

さて、どうなりますか。