今年も芝刈りシーズンがやってきました。
ここ3日間、午前中はひたすら芝刈り。どうしても昨日までに終わらせたかったんです。なぜなら芝刈り&施肥(肥料やり)後の散水をさぼりたかったから。ここ最近、淡路島では全くといっていい程雨が降ってなかったんですが、昨夜から今日にかけてようやく雨が降りました。肥料もいい感じに溶けたことでしょう(笑)。

芝刈り

当初、庭に芝を張るかどうか散々悩みました。手入れが大変だと聞いていたからです。我が家の場合、”庭を緑の絨毯で覆いたい”というような欲もありませんし、あまりお金をかける気もありません。メンテナンスフリーがベストだと思っていますが、何もしないと庭はこうなります。

雑草

我が家のすぐ隣の敷地に生えた雑草たちです。
こうなると、手入れはより大変です。何がしかのグラウンドカバーで土地を覆いつつ、維持管理に手間をかけない方法はないか…、造園屋さんと相談の結果、芝生を選択しました。
そして、ド素人の私が実際に1年間芝生と付き合いながら、手間とコストをかけずにいかに芝生を維持管理するか、試行錯誤を重ねてきました。今回はそんな私流の芝生メンテナンス方法を紹介します。ただし、あらかじめ断っておきますが、”美しい青々とした芝”を目的にされている方の参考にはならない…かもしれません(笑)。

芝生の種類:野芝

当初、造園屋さんから3種類の芝を紹介されました。姫高麗芝、高麗芝、野芝の3つです。それぞれ目の細かさが違い、ゴルフでいえば、姫高麗芝がグリーン、高麗芝がフェアウェイ、そして野芝はラフ。家庭の庭に張る芝で最もポピュラーなのは高麗芝のようですが、我が家はあえて野芝(ノシバ)を選択しました。日本に広く自生する芝で、どちらかというと公園などでよく利用されます。野芝は高麗芝に比べて葉が大きく、密度が荒い一方、

  • 目が粗く、手入れが比較的楽
  • 病害虫に強い

というメリットがあります。実際に張ってみると、野芝の粗い雰囲気が我が家のシンプルな家屋には合っていて、外観もむしろいい感じになりました。ただし、洋風の家屋だと少し違和感が出るかもしれません。

雑草対策:手作業+シバキープ

野芝にはもう一つ、思わぬメリットがありました。
芝を張っても、どこからともなく雑草の種はやってきて芝のすき間から生えてきます。しかし、高麗芝だと目立つ雑草も、葉の広い野芝の中では少々生えたところで目立たないのです。なので、目立つものを手で抜くだけでも、そこそこの外観にはなります。

我が家では2年程こんな感じで手作業のみでメンテしていたのですが、3年目に突入した頃、手作業だと追いつかなくなってきたので除草剤のお世話にもなることにしました。シバキープという製品です。芝は枯らさず、雑草のみを枯らします。人はもちろん、ペットへの安全性も高いということで、造園屋さんからすすめられました。

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液体をそのまま雑草にかけるんですが、1日も経てば雑草が枯れてきます。一点要注意なのは、周りの芝も一時的に黄色く変色します。が、そのまま放っておけば芝は元に戻りました。
ちなみに、我が家では100円ショップで刷毛(ハケ)を買ってきて雑草に塗るという使い方に落ち着いています。一手間かかりますが、その方が黄色く変色する箇所も少なくて済みますし、使用量も少なく経済的。田舎にある我が家の庭、不必要に広いんですよ…(笑)。

芝刈り:電動芝刈り機(年3回)

造園屋さんから「この芝刈機が登場してから芝生のメンテは随分楽になりました」と言われた機械がこちら。

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基本的にはこの芝刈機を使いつつ、キワ部分は芝生バリカンで刈ってます。

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頻度は、6月、8月、10月の年3回のみ。造園屋さんから野芝ならこれで十分とアドバイス頂きました。

特にこの芝刈り機は優秀だと思います。まるで掃除機を使っているようにどんどん芝が刈れていき、最初のうちは芝刈りが楽しいと感じるくらい(笑)。一度に刈れる面積も広いですし、刈った芝は全て後ろのボックスに回収してくれるので、できるだけ芝刈り機を使った方が絶対に楽です。バリカン利用は、どうしても芝刈り機が入れなかったり、刈りきれない部分だけに限定した方がいいでしょう。このキワ刈りが結構面倒でして、私はキワ刈りはシーズン最後の年1回だけにしています。

芝刈り後の掃除:手押しスイーパー

上の芝刈り機を使っている限り、大して刈りカスは出ないですが、造園屋さんから「芝刈り後は竹ぼうき等で掃除して下さい。掃除を省くのはオススメできません。」と言われています。で、実際竹ぼうきでやってみたんですが、これが想像以上に重労働なんですよ。一度やっただけで「これはやってられない」と思いましたです、はい。

そんな苦労している私を見て、妻が見つけてくれたのが、こちら。

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押してるだけで芝生の刈りカスや落ち葉などを掃除してくれます。少々横にこぼれるので、細かなことを気にされる方には向かないかもしれませんが、私はこれで随分楽になりました。面積にもよるんでしょうが、竹ぼうきでの掃除って、言うのは簡単ですが実際には無理があると思います(笑)。我が家では、落ち葉拾いも含め、芝生の掃除は全てこのスイーパーに落ち着きました。

芝刈り後の施肥:サッチ分解肥料

芝刈りをして掃除をしたら、最後に肥料をまいて終わりとなります。
当初は安価な化成肥料(8-8-8)を使っていましたが、今年からサッチ分解機能をもった肥料に変えました。

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サッチとは芝生に堆積した刈りカスや枯れ葉等のことで、定期的に除去しないと病害などのトラブルの原因になると言われています。造園屋さんからは、芝刈り後の掃除をした上で、2年に1回くらいのペースでのサッチング(サッチを除去すること)をすすめられていますが、これがまた大変な作業なんですよ。サッチング専用の機械も販売されていますが、これ以上芝のために機械を所有するのは嫌ですし、造園屋さんにお願いするとそれなりの費用がかかります。

こちらの肥料は普通の化成肥料に比べると高価ですが、これでサッチングが省けるのであれば安いもの。ゴルフ場での実績もあるようですし、サッチを分解するバチルス菌とやらに期待しています。
(2018/7/20追記:サッチングを一切せず、この肥料だけのメンテですが、我が家の芝は順調に育っています。)

水やり:簡易スプリンクラー

夏場は水やりも必要です。当初はホースで手作業で水を撒いていた私ですが、これも面倒になってきました。で、見つけたのがこちら。

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ホースの先端につけておけば、勝手に首を振って水を撒いてくれるというスグレモノ。実は、これはお隣さんに教えてもらいました。皆、考えることは同じなんですね(笑)。又、水やりタイマーなるものも市販されていて、頑張れば水やりを全自動化することもできるようです。

その他:サッチング、目土入れ、エアレーション

我が家では全て省略です(笑)。

「サッチング」、「目土入れ(目砂入れ)」は造園屋さんから2年に1度のペースで冬に行うことをすすめられていますが、上に書いた通り、我が家ではサッチ分解機能を持つ肥料で代用することにしました。今のところ問題は発生していませんし、もし芝生に元気がなくなってきたら、その時に考えればいいかと。

又、芝生に穴を空けて空気を与える「エアレーション」は、野芝ということもあるのか、造園屋さんも特にすすめていません。

まとめ

結局、我が家での芝生の手入れは、

  • 芝刈り&施肥(年3回)
  • 雑草対策:手作業+シバキープ(随時)
  • 水やり(随時、主に夏場)

のみ。今のところ美しい外観を保てていますし、後は何かトラブルが発生したらその都度対応することにします。その際は、情報共有を兼ねてこの記事をアップデートしますね。