住信SBIネット銀行の法人口座開設手続き

ネット銀行の法人口座開設、これが想定以上に面倒でした。まず、ネットで口座開設手続きを進めていくとこんな文言が出てきます。

「電話番号は固定電話番号をご登録いただく必要があります。携帯電話番号のご登録では口座開設できません。」

マジっすか…。私、当然のごとく、固定電話など引いてはおりません。法人登記の時も、年金事務所や税務署での手続きの時も、淡路信用金庫での口座開設の時も必要なかったのに。今後使うこともまずないでしょうが、仕方ありません。このためだけに固定電話を引くところからのスタートです。法人としての実体確認が目的なのかもしれませんが、それ程意味があるとも思えませんし、固定電話必須という条件は緩和した方がいいんじゃないかなあ。

しかも、法人としての本人確認書類として「法人名義の他行口座通帳のコピー」が必要となります。つまり、どこか他の銀行でまず法人口座を開設しないと住信SBIネット銀行では口座開設できない、という訳です。ますます固定電話必須の意味が分かりません。とにかく、住信SBIネット銀行で法人口座を開設するには、

  • 固定電話
  • 他銀行での法人口座開設

が必須となるので要注意です。これらをクリアすると、以降の手続きはこんな形で進んでいきました。

4/4住信SBIネット銀行の口座開設申し込み(WWW)
本人確認書類を含め、申込書類一式を郵送する
4/20手続き完了連絡(メール)
4/25必要書類とキャッシュカードが郵送されてくる

申し込んでから利用できるようになるまで3週間。何らかの審査をしているのでしょうが、固定電話にはワン切り電話がかかってきました。又、法人の登記簿謄本や印鑑証明書といった書類は原本が必要となり、当然返却されないので、法務局(淡路島にある洲本支部ですけどね)にも足を運ぶことになりました。

個人口座としてネット銀行を利用していると、手続きが効率化されていて使いやすい印象があるのですが、法人口座の開設は長くかかったなという印象です。淡路島にいながら、ほぼネットで完結することに感謝すべきなのかもしれませんが。

SBI証券の法人口座開設手続き

固定電話必須という条件は同じですが、他社の法人口座は必要ありません。

SBI証券と住信SBIネット銀行間の資金移動はハイブリッド口座で簡単にできるので、SBI証券からの出金口座には淡路信用金庫を登録しました。これだと住信SBIネット銀行の口座開設完了を待つ必要もありません。淡路信用金庫の口座開設を終えた後、ネット銀行と並行してSBI証券の法人口座開設手続きを進めたところ、SBI証券の方が早く完了しました。

さて、銀行口座も証券口座も開設できたので、ハイブリッド口座を申し込んで終わり…となるはずが、まだゴールは先でした。なぜかハイブリッド口座を開設できない…。問い合わせたところ、証券と銀行で登録されている法人カナ名が違っていたそうです。

  • 証券での登録カナ名: ○○○○○ゴウドウガイシャ
  • 銀行での登録カナ名: ○○○○○(ド

先方に対応頂いてすぐに開設できましたが、「なんだかなあ」という経験でした。グループ会社ですからね。

住信SBIネット銀行/SBI証券/信用金庫間の振替手数料が無料!?

しかし、これで一切手数料をかけずに

住信SBIネット銀行(給与支払/その他) ⇔ SBI証券 ⇒ 淡路信用金庫(社会保険料口座振替/ATM入出金)

というルートでの資金移動が可能になったはず。結構便利かもしれません。通常、住信SBIネット銀行から淡路信用金庫への資金移動には、法人向けに設定された手数料がかかるのですが、SBI証券を間にはさむことで無料化に成功しました(笑)。

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